納豆と薬味
納豆で唯一弱点があるとすれば、ビタミンCとAが含まれていないことです。ビタミンCやAを含んだ薬味を加えることにより、栄養バランスがより完成に近づきます
薬味は納豆の必需品
納豆の効果、効能は素晴らしく、健康のために必要な成分のほとんどが含まれていると断言してもいいくらいです。納豆で唯一弱点があるとすれば、ビタミンCとAが含まれていないことです。しかしこれは、ビタミンCやAを含んだ薬味を加えることによって簡単に解決できます。また、薬味によって味に変化をつけることができるので、納豆好きの人は毎日でも納豆を楽しみながら飽きずに食べ続けることができるでしょう。薬味は風味を添えるだけではなく、薬としての効能、毒消し、食中毒の予防、酸化防止、さらに、ビタミンCやAといった栄養成分も加えるものなのです。「薬味」というのは、「薬」プラス「味」であることを確認してほしいのです。「薬味」を彩りよく上手に使うことによって、体の中の自然治癒力や免疫力も強化されますから、病気にかかりにくい、健康な体質になれるのです納豆の味を引き立てると同時に、それぞれの薬味に含まれている薬効成分を加えることによって、「納豆の力」を二倍にも三倍にも生かしてくれるのですから、納豆に薬味は欠かせない必需品です。
薬味のねぎ、卵
ニンニク、シシトウ、タマネギ、ねぎ、アシタバ、セロリなどの食材は、血液の粘り気を下げ血栓が発生するのを予防してくれますが、血管内にできてしまった血栓を溶かす作用があるのは、納豆だけ
血栓とは、血管内で粘り気のある血液がゼリー状に固まったもので、動物性脂肪のとり過ぎによって、悪玉コレステロールや脂肪が増えたのが原因とみられています。
食生活が欧米化するにつれて、脂肪の摂取量が増え、脳血栓や心筋梗塞といった血栓病が増えています。これら、脳血栓や心筋梗塞は、血液がサラサラに流れていればおこらない病気ですから、毎日の食事を改善することにより予防も可能になります。また、老人性痴呆症(ぼけ)も血栓が引き金になっているケースが少なくありません。納豆のネバネバは老人性痴呆症の予防もしてくれるため、納豆を食べるときには、酵素が元気になるよう、よくかき混ぜて粘りを出すとよいでしょう。
納豆の「薬味」はねぎが昔から主流です。このねぎにはツーンとくる【硫化アリル】という物質が含まれており、納豆の味を引き立てると同時に血栓ができるのを抑え、血液をサラサラにする効果があります。
硫化アリルは、ニンニクやタマネギ、野草のノビルなどにも含まれています。納豆に生卵をかける場合もありますが、これも血行をよくする上では、すばらしい食べ方といってよいでしょう。卵の白身には、納豆が持つ血栓溶解酵素の働きを強める成分があることが確認されているからです。血栓を予防する上で、「納豆」に「ねぎ」と「生卵」をかける食べ方が理想的ということになります。
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