梅干しと納豆
効果の高い薬味が「梅干し」
梅干しと納豆の組み合わせは、酸味が納豆の味を引き立てると同時に梅干しの成分が加わり、薬効性の高い食べ方になります。
梅干しの酸味のもとはクエン酸を中心とする有機酸で、不老長寿に役に立つ作用があります。このクエン酸が梅干し100グラム中に3.3グラムも含まれているのです。これはレモンの2.4グラムよりも多い量です。最近、梅干しの効果が科学的にもいろいろ解明されつつありますが、そのひとつが血液の流れをサラサラにする働きです。
血行がとどこおるということは、あらゆる病気の引き金になりかねません。ところが、梅干しを食べると、クエン酸効果によって血液の状態が正常にな化や高血圧、心臓病などの予防に役立ちます。
クエン酸について
梅干しのクエン酸には、血液サラサラ効果以外にも、消化液の分泌を促して胃腸の働きをよくし、肝臓を丈夫にして、体にたまりやすい疲れをとり除くなどの作用が期待できます。疲れてくると乳酸などの疲労物質がたまってきますから、体の筋肉もこわばり、血液の循環も悪くなり、体細胞や脳細胞が酸欠状態になってしまいます。このようなときに梅干しをなめると、疲れも軽くなります。クエン酸の効果は食べてから二時間後がピークになります。唾液の中には老化防止や若返りのホルモンと呼ばれるパロチンが含まれていることを、ご存知の方は多いと思います。パロチンには骨を強化する働きもあり、極端に不足すると骨や関節などの軟骨部が老化しやすくなって、変形したり、ゆがんだりする場合が少なくないそうです。
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